結婚適齢期に出会った年下男子に揺れる30歳女子の恋、30禁

主人公の森山志乃は31歳、9歳年下男子の真雪に告白され「結婚するまでの恋なら」とOKだしてしまったのが始まり、お見合い相手の河合と結婚に向かって進みつつ、真雪との関係も絶てず揺れ動きます。最初は真雪も志乃が結婚したら自分が身を引くつもりだったけれども、見てるだけじゃ黙ってられなくなって志乃にプロポーズします。遊びと割り切ったはずが真雪のまっすぐな気持ちに志乃も彼の存在が消せなくなります。

とにかく読んでいて真雪がいちずでときめきます。あんなふうに愛されたら、30歳以下は恋愛対象じゃないと口では言っていても無理でしょう。真雪が仕事に加えてアルバイトをし過労で熱をだして、クリスマスにネックレスを志乃にプレゼントするシーンで、どうせ消えるなら一生消えないものを残したかったと告白するとこが、破滅的にカッコよかったです。

お見合い相手の河合にも、結婚したくても出来ない相手、女優の美鶴がいます。志乃と同じように「絶対結婚できない相手」を諦めて、効率良く結婚しようと自分で自分に言い聞かせていたのです。ズルイように聞こえるけど、河合は女優でやっとブレイクした美鶴の未来を思って身を引くつもりで見合いをし、志乃も9歳下の真雪の未来を結婚で縛っていいかと迷って彼のプロポーズを断ります。相手のことを思うあまり考え過ぎてるように見えます。志乃と真雪、河合と美鶴、この2組の男女の恋愛の行方はどうなるか、読んでて先が気になる作品です。